大分の“旬”を知りつくした老舗だからこそ成せる技
県外から訪れた大切な客人をもてなすため、食材の宝庫・大分の味を存分に引き出せるお店探しに腐心した経験は、誰もがお持ちのことでしょう。
昭和18年創業の『日本料理 うを清』は、大分市街地にありながら地元の素材を極めた味を楽しめる割烹料理店。法事、慶祝、会合等の会席料理と仕出し料理で知られますが、平成25年3月にオープンした大分市千代町の店舗では、完全予約制の会席のほかランチも供しています。上質な佇まいの店舗は全席個室のお座敷タイプ(イス席含む)、最大120名までの宴会場も設けられています。専用法事室も完備しており、法要から食事までゆったりとしたひとときが過ごせます。
「もともと春日神社の門前町に店を構える割烹料理店として創業した後、冠婚葬祭の仕出し専門に特化していました。縁あって千代町に店を構えるようになり、あらためて当店なりのおもてなし流儀を考えなおし、日本料理を身近に楽しめる店としてオープンしました」(後藤大吉支配人)
全国にその名を知られる関アジ・関サバや城下かれい、豊かな風味とまろやかな肉質が自慢の豊後牛、豊穣な土と温暖な気候で育ちあがった野菜……。大分の海の幸、山の幸がもつ本来の味を堪能してもらうため、その努力は惜しまないと後藤支配人は話します。
「時代に逆行した昔ながらのやり方かもしれませんが、必要なぶんだけ仕入れて翌日には持ち越さず、新鮮な素材をご提供するよう心がけています。ご予約専門にしているのも、そのためです。材料費や人件費などを節約できるぶん、お値ごろ感を出せますし、なによりも素材が一番美味しくなる時間に味わっていただけます」
食材が持つ頂点の味を堪能できるよう、法要や各種会合などの事前打ち合わせは、お客様のご要望や会合の目的など綿密に聞き出すといいます。
「おかげさまで、当店をご利用いただいた多くのお客様が、リピーターになっていただいております」
ひとつひとつ積み上げてきた心づくしの数々が、お客さまにとってかけがえのないものとなっているのでしょう。
※メイン写真の料理は、季節の和会席6,000円(税別)