大分市の町なかで味わう『両築』の会席料理
広々とした敷地を木々の緑や蒸気機関車が囲む若草公園は、大分市の中心部にある憩いの空間。その公園の道向かいに今年の1月オープンした店が『和ごころ両築 大分店』です。
ここは別府の『美湯の宿 両築別邸』や湯布院の『御宿 由府両築』の流れをくむ、大分市に誕生した新しい両築。この店の特徴は『美湯の宿 両築別邸』の料理長が、自ら腕を振るう本格会席が食べられるということ。”大分市の町なかで両筑の会席料理が食べられる”と口コミで評判が広がり、早くも若草公園エリアの人気店になっています。
店内は黒を基調としたシックな雰囲気。8席のカウンターと個室があって、個室には掘りごたつ式やテーブル席など、さまざまなバリエーションがあります。間仕切りを外せば20人が一堂に座れるので、友達同士の気軽な食事から会社の飲み会まで、目的に合わせた空間が準備できるのも大きな魅力といえそうです。
メニューは昼と夜で変わり、昼は刺身や小鉢、とり天やすき焼きなどが並んだ「由布会席」が人気です。1620円という値段は少し高く思われますが、値段以上の味と内容に一口で納得。ちょっとお洒落なランチに最適ですし、サラリーマンが接待を兼ねて食べに来ることも多いとか。他にも「りゅうきゅう丼御膳」や「生姜焼き御膳」など、お手頃なメニューもあるので、普段使いの食事処としても重宝しそうです。
夜は会席料理だけでなく、酒や一品料理が楽しめる居酒屋感覚で使えるのもうれしいポイント。
「会席料理というと敷居が高いと思われがちですが、ウチは使い勝手の良さと料理の味で、お客様をおもてなしする店。まずは気軽にお越しいただいて、お好きな酒と料理を楽しんでいただきたいですね」
店長の江藤隆紀さんは、笑顔で話してくれました。
酒類は全国から取り寄せた冷酒や焼酎が充実しており、それに合わせる料理も幅広く揃っています。もちろん会席料理は、料理長が腕を振るう本格的な美味しさ。松・竹・梅の三種類に分かれた会席コースは、季節感を大切にした料理が鮮やかに器を彩ります。コースの名物は、豊富な栄養素をもつ野菜・ビーツを冠地鶏などと食べる「冠地どりビーツ鍋」。カツオのだしに地鶏のうま味やビーツの赤い色素が溶けこんだオリジナル鍋は、美味しくて美容にも効果が高いと女性に大人気です。
間口の広い使い方で多彩な美味しさに出会える『和ごころ両築』。今日も両築の暖簾が若草公園の風に優しくそよいでいます。
※メイン写真は夜のメニュー「松会席」5,940円