自分好みのおいしさをセレクトできる
街角のコーヒーステーション
今年の春に開校した大分市立碩田学園の敷地が道向かいに見える、大分市の豊町。その道路の一角に、お洒落なカフェを見つけました。
店の名前は『Rike cafe.』。白い壁に囲まれた店内には柔らかな光が射しこみ、座り心地の良さそうなイスが訪れた人を優しく迎え入れてくれます。2017年6月にオープンした新しい店ながらクチコミで評判が広がり、今では多くの人がコーヒーや食事を楽しみながら、思い思いの時間を過ごしています。
辞書で“Rike”の意味を調べても見つかりません。それもそのはず、これはオーナーの佐藤晃央さんが考えた造語です。
「RichとLikeを合わせたもので”価値ある””良いと思える”という思いを込めました」
店は以前ここに建っていた倉庫を改装したもので、その面影を残しながらもシンプルで落ち着いた雰囲気になるよう、佐藤オーナー自身でデザインしたといいます。また、2階にはオーダーメイドスーツや洋服を販売する『Rike lab.』もあり、こちらは「スーツやアパレル全般の、価値ある良いと思える研究所」という意味あいを持たせています。
いわば食と衣に関する2つの“Rike”が、この建物に揃っているのも大きな特徴です。
フードメニューは昼と夜で変わり、ランチは6種のメイン料理から好きなものを選ぶ「ランチセット」(各1,000円)、ディナーではソースや具材がセレクトできる「選べるパスタ」(1,080円)や「とり天定食」「チキン南蛮定食」「オムライス定食」(各1,000円)など、彩りと味にこだわったメニューが並びます。
面白いのがコーヒーの注文方法で、厳選したロースターから仕入れたコーヒー豆の中から好みの豆を選んで、ペーパードリップやサイフォン、エスプレッソといった抽出方法まで自分でセレクトできるのです。銘柄や焙煎方法が異なるだけでなく、同じ豆でも抽出方法が変わると味わいも変わってくるそうで「そうやって、自分の好きな一杯を探して楽しんでもらえたら」と、佐藤オーナーは穏やかに微笑みました。
他にも「カプチーノ」480円や「キャラメルラテ」500円、各種ソフトドリンクや手作りデザートもあって、食事にもカフェタイムにも目的に応じた楽しみ方ができそうです。
心落ち着く雰囲気のなかで味わう、こだわりの料理やコーヒー。
あなたも”Rike”な空間のなかで、自分好みのおいしさを探しに出かけてみませんか。
※メイン写真はランチ「トマトのアマトリチャーナセット」1,000円